この記事では、macOS、MacBook Pro with retina displayでVirtualBox 6.1.*の動作が遅くなるのを修正する方法を紹介しています。
以下の環境でテストしました。
- VirtualBox 6.1.22
- macOS Big Sur 11.1
- MacBook Pro(16インチ、2019年モデル)
- Kali Linux、Ubuntu、Debian
目次
1.メモリ、CPUなどを増設したVirtualBox
VirtualBoxで、「設定」
アイコンをクリックします。
1.1 ベースメモリを増やす。
1.2 CPU プロセッサを増やす。
1.3 残りの設定をいじったり、ゲストの追加や 拡張パックをインストールし、VMを再起動し、動作するか確認します。
2.低解像度のVirtualBox
本当の原因は不明ですが、VirtualBoxがRetina 4kディスプレイをサポートしていない可能性が高いです。この問題を解決するには、VirtualBoxを低解像度モードで起動すればよいでしょう。
2.1 macOSのFinder→アプリケーション→VirtualBoxを開き、右クリックで「パッケージの内容を表示
」を選択します。
2.2 コンテンツの展開→リソース→VirtualBox VMの検索→右クリックで情報を取得を
選択します。
2.3低解像度で開く
ことを確認しました。
2.4 完了後、再度VMを再起動します。これでラグ問題が完全に解決するわけではないかもしれませんが、少なくともこれでmacOS上のVirtualBoxのパフォーマンスは非常に許容できるものになりました。
VirtualBox上のKali Linux VM